【『AOR CITY 1000』から『AOR CITY 2017』へ】~十人十色の拡大解釈、そもそもAORとは!?

ボズ・スキャッグスの代表作『シルク・ディグリーズ』発表から40周年を記念して、昨年、スタートした「AOR CITY 1000」

失礼ながら、まさかの大好評!?だったようで、シリーズ第二弾『AOR CITY 2017』が始まりました。

紹介文の中に、
「現在は“AOR”という言葉がひとり歩きし、それが“Adult-Oriented Rock”の略称であることを知らない世代が出てきています。」
とあります。

私が、AORという言葉を最初に聞いたのは、30年近く前、高校生の頃だったと思います。

確か、FM雑誌の特集で「大人向けの落ち着いたROCK/POPS」と紹介されていました。
背伸びしたかった年頃でもあり、いくつかレンタルした覚えがあります。

でも、ミディアム~バラードテンポの曲が中心で、当時の私には刺激が少なく、一回聞いたかどうかでほったらかし。

まだまだ、落ち着いた音楽の良さが分からなかったんですね。

ちなみに、「AOR」には定義が複数あるようです。

①Audio-Oriented Rock(オーディオ・オリエンテッド・ロック)

音を重視するロック(音志向ロック)」の意で、1970年代から1980年代初頭の米国で用いられた。
パンクムーブメントやHM/HRといった若者向けのラウドなロックとは異なり、クロスオーバー的な音造りと大人向けの落ち着いたボーカルが特徴。
ボズ・スキャッグスやボビー・コールドウェル、スティーリー・ダン、クリストファー・クロスなどが該当。

・・・オーディオって、録音も良いってこと?

②Album-Oriented Rock(アルバム・オリエンテッド・ロック)

「シングルチャートを意識したものではなく、アルバム全体としての完成度を重視したスタイル」の意。
ピンク・フロイドやイエスなどが該当。

・・・これってプログレが得意としたコンセプトアルバムのことですよね?

③Adult-Oriented Rock(アダルト・オリエンテッド・ロック)

「AOR」は1980年代の日本で音楽用語として用いられた。
ボビー・コールドウェルの「Heart of Mine」が1988年に紹介される際、「Adult-Oriented Rock」=「大人向けのロック」と解釈し、1990年の日本公演で広告代理店が「AORの代表」と称した。
TOTOとボズ・スキャッグスなどが該当。

・・・多くの日本人が知っているのはこれですよね。

①と③は定義は違うものの、該当バンドはかぶっているし、もう訳が分かりません。

まぁ、上記の定義に加えて、日本では「夏向けの、爽快な音楽」としても、認知されています。

それは「AOR CITY 1000」発売時のキャッチ、
「夏と、AORと、」からも明らかですね。

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このように、時代とともに拡大解釈されてきた「AOR」。

私も、「ようやくAORを味わえる年齢になってきたなぁ」と、改めて思うところがあり、第一弾では数枚を購入しました。

その話については、また次回に・・・