営業日は土・日・月・火のみ。
ただし、土日は1時間待ち以上のウェイトらしく、狙うは平日。
ということで、かき氷が評判の古民家カフェ『吹上の森』に行ってきました。
はじめに、ここナビがないと、まず辿り着けません。
で、道路わきから少し入ったところに駐車場があるのですが、お昼前に到着すると、ほぼ満車。
場所が場所ですし、平日ですから、「まさか満席という事はないだろう。」と車を降りると、目の前にあるのは森と、ぽつんと置かれた椅子が一つ。

その奥に佇む一軒家のみ。

「お店はどこや?」とウロウロしていると、突然人が後ろから現れました。
聞くと、「ここがお店です」と、一軒家の入口左に置いてある看板を指さしながら教えてくれました。

・・・確かに、看板でした(小さすぎるけどね)。
徐々に入り口に近づきます。


中に入ってみると、・・・えっ、満席!?

店員さんによると「たった今、満席になりました。待ち時間は30分から1時間はかかると思います」。
基本、待つのは苦手なんですが、ここまで来たからには、横の部屋で待たせてもらうことに。

「この部屋で提供してもらっても良いんやけど・・・」と思いつつ、置いてある絵本を読んで、私以上に辛抱の利かないオチビ達を落ち着かせます。
そうこうしている間にも、お客さんが次々と来店。
慣れているのか携帯番号だけ伝えて、出て行かれる人も。
繰り返しますが、この場所で、この集客とは!!
今や古民家カフェも珍しくはないですしね。
感心したのは、多忙時にもかかわらず、女性店員さんが空き席状況を、丁寧に説明しに来てくれたこと。
「ただいま、二人席が空きました。もう少しすると隣の二人席も空きそうなんですが、何とも言えません。先に(お二人だけ)ご案内しましょうか?それとも、四人席が空いてからお声掛けしましょうか?」
我々、四人家族の後には、2人連れ、その他もウェイトが出ている状況。
回転を重視し、「後のお客様が先になることがあります」と貼りだして、先に二人連れを案内する店だって普通にあります。
終始、落ち着いた口調で説明してくれるのも和みました。
場違いなオチビ二人を連れて、パパママ共に、多少神経が立っているものですから、ツンケンした接客だと余計に疲れるんです。
結局は、三人がけのソファー席が空いたとのことで、そちらへ案内してもらいました。

ゆったりめで家族全員で座ることもできたのですが、補助席も出していただきました。
庭の前の景色が良く、待った甲斐があったというもの。
入店してから約30分。ようやく注文です。
選んだのは、以下の三品。
■コッペパンサンドセット 700円(税別)

・ガーリックシュリンプのサンド
・生ハムのサンド
・季節の野菜と桃のジュレサラダ
・自家製ピクルス
■桃のパフェ 900円(税別)

自家製桃入り「フローズンヨーグルト」&自家製桃「パウンドケーキ」&自家製桃「コンポート」
■桃のかき氷(★今回の本命) 700円(税別)

「桃のパフェ」は、まず器が可愛い。
ヨーグルトベースの優しい甘さで、最後までくどくならずにいただけます。
激ウマ「桃のコンポート」はじめ、全ての具材が相性良く収まり、パフェとしての完成度も高い。
「桃のかき氷」は、見た目は地味ですが、山盛りふわふわの氷にかけられた、「自家製桃シロップ」が何とも美味。
食べ進めると、中には「自家製桃のコンポート」が入っており、これがまた上手い!
これまで食べた「かき氷」の中ではBESTですね。
「サンドセット」は、オチビ二人がほとんど食べてしまったのですが、具材もパンも美味しかったです。
ジュレサラダ、ピクルスは、素材を活かした優しいお味でした。
森の中で、このような自然食をいただいていると、本当に豊かな気持ちになるものです。
取り分け用の器やスプーンが、全部冷やされて出てきたのにも驚きました。
ここのオーナーさん、快適な空間作りやサービスについて、相当、勉強されているのではないでしょうか。
もっと余韻を楽しみたかったのですが、目の前の庭を舞う「クロアゲハ」や「オニヤンマ」を見てオチビが騒ぎ出したところで、お会計へ。
四方八方がマイナスイオンの自然環境、忙しくても丁寧な接客と、美味揃いのメニュー。
続々とお客さんが来るのも納得です。
実質、45分の滞在でしたが、また来たいお店ですね。