神戸西区の175号(旧道)沿いを走っていると、田園風景に突然現れる古民家風の大きなお店。
大正初期、神戸で創業した和菓子屋「ほうらく堂」さんです。
毎年この季節になると、お店を囲むように行列ができるそう。
皆さんのお目当ては「かき氷」。
実は、先週の日曜日に訪れたのですが、ずらりと並ぶ行列を見て立ち寄ることなく通り過ぎました。
(その後、「道の駅淡河」に寄って出店のかき氷を食べました・・・)
今回は、16時過ぎに到着。
ところが、平日にもかかわらず、店頭には10名弱のウェイトが!
この炎天下の中、待つのも嫌なので、またしても「帰ろうか」と思ったのですが、「どのぐらいかかりそうか(お店に)聞いてくる」とママ。
すると、「現在、お待ちいただいているお客様には(かき氷が)提供できます」とのこと。
どうやら、営業時間内でもかき氷ストップがあるようです。
結局、ママ一人が並んで、おチビとパパは車内で待つことに(ママ、すみません)。
この時、既に「かき氷完売」の看板が出されていました。

・・・待つこと、30分。
けど、思ったよりも早く店内へ案内。
老舗和菓子店にふさわしい、広々として趣のある店内です。
隣のテーブルとの距離もたっぷりありました。
かき氷以外のメニューも気になりますよね?
こんな感じです。




注文品は行く前から決めていました。
老舗の和菓子屋さんですから、小豆系は外せません。
噂によると、かなりのボリュームだそう。
一つを二人でシェアしようかとも考えたのですが、メニューに「小学生以上のお客様は一人一品注文願います」の記述が・・・。
それではと、パパは長男リクエストの「いちごミルク」を、ママは「宇治ミルク金時」を注文。
何も言わなくても子供用の取り皿を持ってきてくれて嬉しいです。
驚いたのは子供にはお水、大人には熱々のお茶を提供。
「この暑いのになんで冷たいお茶じゃないの?」と思ったのですが、のちに理由が分かります。
前回の菊水茶廊と違って、あまり待たずに登場。


「・・・でかい!!」
結論から言いますと、美味しかったのですが、ちょっと多すぎましたね。
氷はサラふわ食感で軽い口当たりですが、食べても食べてもなかなか減りません。
現に、隣の女性二名は、どちらも半分ぐらい残していました。
味に関しては、「いちごミルク」は文句なし。
期待を膨らませていた「宇治ミルク金時」は、粒あんは少し固め(おそらく氷の影響)、抹茶はシロップではなく、本物の抹茶でした。全体的に、甘さ控えめで「いちごミルク」の後に食べると、味が分からなくなってしまいます。
素材に自信があるが故の、上品な味付けだとは思いますが、量が多いだけに、私は途中から飽きてしまいました(もちろん追いがけ用シロップもございます)。
さらに、口全体が冷えてきて、味覚がマヒしてきたので、さきほどのお茶を飲んでリセットしました。
子供たちが飽きだしたので、妻を残して外に出ることに。
17時を過ぎ、さすがにウェイトはなかったので、ここぞとばかりに、外観の写真を撮りました。


次回は、「かき氷」と「おぜんざい」かな。