Eテレ「昆虫すごいぜ!」を見てからというもの、休みの日になると親子で公園へ向かいます。
大事なのは、遊具の充実度ではなく、蝶が飛んでいるかどうか。
以前は、老後の暇つぶし、ペットの散歩コースぐらいにしか思えなかった森林公園も、いまや宝の山。
幼稚園から帰ってきた息子を連れて、いざゆかん!
梅雨に入ったというものの、お天気続きで湿度も高くなく、虫捕りには最適ですね。
息子も私も、回数を重ねるごとに腕を上げ、捕獲率が高くなりました。
蝶に飽き足らず、川沿いに飛ぶトンボを追いかけ、森に入れば、樹液の出ている木はないかと探し回る。
そうこうしているうち、段々と日が落ちてきます。
ここからが、素晴らしいんですよ!
まずは、辺り一帯、夕日の金色に染まり出します。
それまで飛んでいた蝶たちは影を潜め、池からは「グワン、グワン」とウシガエルの声。
森の入り口からは「ブーン、ブーン」と複数の羽音が唸りを上げ、まるで私たちに帰宅を促すかのよう。
徐々に気温が下がり、汗ばんだ体に心地よい風が流れはじめると、周囲の草木の香りが一層濃厚に。
「昼」と「夜」の境目。
自然の雄大さ、美しさを五感で満喫できる貴重な時間です。
長く伸びた家族の影と一緒に、余韻を楽しみながら、ゆっくりと駐車場へ。
リリース前に、昆虫ポケット図鑑で「蝶」の種類を確認。
・モンキチョウ
・モンシロチョウ
・ウスキシロチョウ
・???
3匹も捕まえた蝶の種類が分かりません。
一番大きくて、色彩も派手なのに、いったいどこに載っているのか。
・・・よく見ると、なんと「蛾」のページにありました。
「マダラガ」の仲間とのこと。
勝手なもんで、一気にテンションが下がります。
しかし「蝶」と「蛾」の関係って微妙です。
似ているのに、かたや嫌われ者。
「カブトムシ」と「ゴキブリ」
「カタツムリ」と「ナメクジ」
昆虫にとっては甚だ迷惑な話なんでしょうね。
最後に、鱗粉を傷つけないよう、そっと放します。
ここで発見。
「蝶」は、ひらひらと不規則に飛びますが
「蛾」は、直線的に、ふわゎ・・・と飛ぶんです。
見た目で分かりにくい場合は、飛び方で判別できそう。
また一つ、勉強になりました。
Eテレとカマキリ先生(香川照之さん)に大感謝です。