昨年発売された コトブキヤ「ARTFX+ エイリアン/ ビッグチャップ」。
細部に至るまで、驚愕の出来栄えに瞬殺で品切れ。
初回は手に入れることが出来ず、悶々とした日々を過ごしていたところに、このたび待望の再発です!
今回は、豆魚雷さんで予約、無事に入手することができました。
まずは、パッケージを眺めていきます。




開封→各パーツ





もう、パーツ時点で、尋常じゃない出来ですよね!
商品に関しては、他の詳しいサイトを見てもらえば分かると思うので、今回は改めて「エイリアン」そのものについて語りたいと思います。
「完全生物」=「生存のため良心や後悔などに影響されない生物の事」
これが、「エイリアン」の定義です。
ホラー、モンスター映画には数多くの未知なる生命体が登場しますが、「・・・こいつには勝てそうにないわ」という絶望度においては、今も昔もNo.1ではないでしょうか。
意図なく片っ端から殺傷し、あの図体(体長200cm 体重160kg)ながらに敏捷、そのうえ、体液は「強酸」。
もう反撃する気なんかすぐに失せ、運を信じて逃げるのみ(それでは勝てないんですけど)。
何より、あの造形。
実在する昆虫や海洋生物と同様、まるで、無駄がありません。
卵→フェイスハガー→チェストバスター→ビッグチャップ(エイリアン)と全てのデザインが「無駄なく気持ち悪くも、美しい」のですから、まさに神業ですよね!
色彩も凄いです。
フェイスハガー、チェストバスターは生物感のある有機色なのに、ビッグチャップになると、産廃処理場から生まれ出てきたような無機質な色合い。
デザイナーはスイス人のH・R・ギーガー。
一度見たら、忘れられない名前(発音?)です。
ギーガー作品の特徴として、頭骨など人間の肉体のパーツと、じゃばら状のチューブなど機械的造形とを融合して構成された、「バイオメカノイド(biomechanoid)、バイオメカニカル(biomechanical)」と呼ぶスタイルが多いそうです。
本物の人骨を脇に置いて作成に没頭している写真もあり、やはり「芸術と〇〇は紙一重」の境地でしょうか。
ただ、私はその後の彼の作品を見ても、あまりピンときません。
エイリアンの時点ですでに完成されてしまったのかなと思います。
それは、続編に出てくる新キャラクターも同じで、ビッグチャップにはなかった「造形の無駄」を感じます。
今回のフィギュアを見て、改めて「エイリアン」の素晴らしさを感じることができました。
それでは、完成形をどうぞ!











「神々しい造形」をいつでも拝見できるようになり、感無量です。
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